こんばんは、
あさちゃんの子の刻コラムの時間です。
ルームキーパーは相変わらず楽しませていただいております。
深夜バイトの方も、
大嫌いだったインカムにもだいぶ慣れてきて慣れてきたらすぐに調子乗って、ついインカムで遊びたくなっちゃって
わたしの持ち場が工場のときに表舞台にいるIちゃんと何かしゃべりたくて
「Iさん、今何時ですか?」ってインカムで聞いたら
社員に「浅井さん、時間をインカムで聞くのやめましょか」って怒られたり、
必要以上に推しのOさんを名指しで「Oさん、来てもらっていいですか~」ってインカムとばしてたら、Oさん以外の人が来たり。
何をしていても笑いを生み出すOVER40,あさいさやかと申します。
知らんけど。
んで、ある日のルームキーパー。
勤め先のホテルは9階あって、その日の出勤メンバーが2~3人で各階に振り分けられます。
10年近く働いている大ベテランのNさんという60代のおばちゃんは、
週1回しか来なくてしかもしばらく休んでおられたので、わたしは、つい最近初めて同じ階を担当した。
Nさんは、ま~~、絵にかいたようなハスキーボイスでよく喋る人で、髪の毛も、絵にかいたようなツイストパーマボブが決まっている。
わたしが自分の担当の2部屋目に入って、清掃を終えてベッドメイクにとりかかっていて、
枕にカバーを付けてシーツを広げてベッドの角に折り入れていたそのとき。
「浅井さん。あんた、浅井さんやなあ。」と言いながら、
入ってきたNさんの両手には、不二家のネクターが1本ずつ持たれていて「はい。飲み!」と差し出してきた。
その瞬間、わたしが働き出してすぐに、歳の近い先輩が話していたことを思い出した。
「最近休んではるんやけど、ひとり、めちゃくちゃ(清掃が)早いおばちゃんがいて、
その人余裕で、仕事中にこっそり外のコンビニまでジュース買いに行って”あんたも飲み”ってくれるんですよ~。
こっちは急いでるから”あとでいただきます”って言っても
”いいから、ここ座り!”って言って、めっちゃ話してくるんですよ~」
ネクターをくれた目の前のNさんに、「ありがとうございます~」と言って自分の清掃バッグにしまおうとしたら
「何しまってんの、今 飲むんやんか。はい!いいから、ここ座り!」
って、先輩が話してた一字一句そのままで、
Nさんはまだ完成していないベッドに座り、わたしをお客さんの荷物置くみたいなスペースに座らせ、
「うちなあ、いつもCやねん。今日もC買いに行ってんけどな、冷えてなかってな、
あんなもん売ったらあかんやんか、コンビニのお姉ちゃんに言ったろか思ったけど外人やったからやめといたわ、
うち日本語しか喋れへんもん。
あんな、うちはいつもCやねんけどな、しゃあないから、これにしたわ。
これな、桃もおいしいんやで。昔からあるなあ、このネクターなあ。
ネクターな、よう冷やしたら美味いんやんか。
これよう冷えとるな。
なあ、美味しいやろ。」
「はい。あ~、生き返ります。」
「え!?そうやろ!?いや、うち、いつもCやねんけどな、わかった、浅井さんのときはネクターにするわな!」
ずーっと喋るNさんを見ながら、わたしは
「なんやろ、この感覚・・・」と静かにしばらく考え、
「あ。わかった。”ツチノコってほんまに居たんや”って、こんな感じなんかもな。」と思った。
ちなみに、Cって、オロナミンCのことだそうです。
そんなこんなで、
先週から高校生の男の子が入ってきて、まずベッドメイクだけ練習してはるんやけど、
メイクも廊下歩くんも遅い遅い。
というか、急ぐ気が全くなくて、
まあでもわたしが高校生の頃にこんなハードなバイトなんか絶対できんかったやろし来てるだけでも偉いわな と
若者を広い心で見守ってみる。
「すみません~。」と呼ばれ、「お前が来いよ」と思いながらも「はい・・・」と聞きに行ったら
手に、開いていない状態の、コンビニで売ってるスタバのコーヒーを持っていて、
「これ冷蔵庫に入ってたんですけど、どうしたらいいですか」との質問で、
「あとで清掃入る人が忘れ物で出すんで、そのままでいいですよ」と答えると、
「飲むのは無しな感じですか」と聞かれ、
「”アカン”って、わたしが言わなあかんの~!?あ~嫌。こんなやつの為にそんな当たり前のこと言いたくない!!」と心で嘆きながら、
ちゃんと「無しですね~」と無表情で言いました。
60代・OVER40・高校生の
三世代KEEPERズ
結成。
では、また次回。
